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【ラブホバイト戦記】第2話「地獄すぎる面接、その結果は」~勝股ぽるち夫の『ポルログ』~

生きて帰ってきた。

結論から言うと、履歴書を持っていかなかった件は何とかなった。何とかなったが、それ以外が何ともならなかった。順を追って話す。

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建物は思ったより立派だった

事務所に到着して最初に思ったのは綺麗だなということ。

ラブホのバイトと聞いて場末の雑居ビルを想像していたが、全然違う。煌びやかな建物。オートロック。インターホンで呼び出す形式。

ここで一瞬「俺みたいな人間が出入りしていい場所なのか?」という不安がよぎったが、汗だくで息を切らしている時点でもう引き返せない。呼び出しボタンを押した。

出てきたのは女性の社員さん。丁寧に案内してくれた。ここまでは完璧。
ホテルの内装も綺麗だし、対応も感じがいい。「ここで働くのもありだな」とすら思い始めていた。

履歴書問題、あっさり解決

案内されて着席した後、腹をくくって告白した。

「あの、履歴書持ってきてないんですが……」

終わった。と思った。空気が凍ると思った。

「あ、大丈夫ですよ。今日はかわりにコピーを用意しますので、ここで書いてください」

大丈夫だった。拍子抜けするほど大丈夫だった。

その場で履歴書風の用紙を渡され、ボールペンを借りて書いた。

あれだけ「書く意味がない」とイキっていた履歴書を、結局面接会場で書いている。

しかも電車の中でブログに「持っていかないのがぽるち夫スタイルだ」などと書いた直後に。

顔写真もパスポートの写真をコピーして貼り付けてくれた。至れり尽くせり。なんだこの会社、優しすぎないか。

この時点でぽるち夫のテンションは爆上がりしていた。「ここで働こう」「いい職場だ」「風俗の周辺で生きていくのも悪くない」。

この判断が甘かったことを、5分後に思い知る。

担当者チェンジの絶望

女性社員さんとの和やかなやり取りが終わり、「ここからは担当が代わります」と告げられた。

入ってきたのは男。

第一印象で全てが決まることがある。風俗で部屋に入った瞬間に「あ、今日は違うな」と悟るあの感覚。

あれと同じものが走った。終わった。いや、まだどうにかなるかも知れない。

ワンポイントのロゴが入ったニット。マスク。そして止まらない咳。綺麗な建物の中にいながら、なんかちがう。

咳の合間にペン回し。質問しながらペン回し。こっちが答えている最中もペン回し。ずっと回している。その器用さを他の何かに活かせなかったのか。

人間味がない。目が笑っていない。というかマスクで目しか見えないのに、その目すらこっちを見ていない。

ペンを見ている。ペンとの面接か。

完全にやる気をなくす

この時点で、さっきまでの「ここで働こう」は跡形もなく消えていた。

でも来てしまったものは仕方がない。走ってきたし。汗もかいたし。履歴書もその場で書いたし。ここで帰ったら今日という日が完全に無駄になる。

聞かれるがままに答えた。シフトの希望は「週2で」と伝えた。本当は週3でも週4でも入れたが、この男の下で週3も働く自分が想像できなかった。週2が限界。いや、週1ですら怪しい。

合否は明日

とりあえず明日連絡が来るらしい。

正直、受かっても行くかどうか迷っている。女性社員さんの対応は最高だった。建物も綺麗だった。でもあの男と一緒に働くことを考えると胃が重い。

風俗に金を溶かした結果、ラブホのバイトに応募して、履歴書なしで面接に突撃して、汗だくで履歴書をその場で書いて、ペン回し男に品定めされている。

俺の人生、どこで間違えたんだろう。

勝股ぼるち夫
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昨日もヌキログ案件で格安で風俗を利用。結局ラブホにはお金をつかってばかりだ。
研修に行ってきたので第三話も近々公開します。

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  • ヌキログ古参の自称風俗マスター。低収入のブサメンだが、オナクラやエステに通いまくり風俗を究める。ちん皮が薄いのか、ペニスに外傷を負うことが多く負傷離脱が多いのが難点。

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